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2014年2月

10年

 幼児期の事例検討会の年度最終回がありました。
会場や体裁はかえながら続けてきた会も新年度は10年目に
なります。
よく続けたものです。

いろいろなことを思います。
発信は私をかえたと思います。
支援の新世界をどうつくろうか、日々考える場になっています。
現場も少しづつ変わっています。
若い先生たちのキラキラしたまなざしと足りない言葉での語り
をうれしく思います。
定期的な学びの場は地域の資源にもなりました。

10年目も変わったことはしません。
ただインシデントプロセス法で、事例検討をする。
事例提供者に、支援の方策をみんなでプレゼントする。
時々、私が語りたいことを語る。

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ちょっと驚いたこと

 何気なくテレビを眺めていました。
紙おむつのコマーシャルが流れました。
まあまあ、これ自体は最近あります。

けれども、このCMの主役は車椅子の男性で、私はこんな時に
は紙おむつを使っていますとさらり。
もちろん、使った時の葛藤についても話していました。

CMですから言わせています。
でも、率直さに打たれる思いがしました。

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嬉しかったこと

 療育を利用していたおこさんが私立中学に合格したという
嬉しい報告がありました。

高機能、アスペルガータイプで確かにかわった個でした。
ただ、ご家族の感度が高く、早期から様々な取り組みをされ
てきました。

小学校入学後は、なかなか難しい地域の学校で対人トラブル
に巻き込まれ苦労されていました。
本人の不適応という部分よりはあまり周りが宜しくなかったと
いう印象があります。
受験もそこから抜けだしてほしいという願いによるものだった
ようです。

振り返ると、ご家族は彼を実に大切にしていました。
トラブルがあっても頭ごなしに叱るようなことはなく、丁寧に向き
合っていたのが印象的です。
支援者ともよく響き合っておられました。

お祝いの電話をした時に、
「好きや得意を生かしたいですねえ。」と声をかけると、
「最近は私もそう思っています。」とおっしゃっていました。

受験も自分で決めて、試験に合格したそうです。
自身がついただろうなあと思いました。

成功した事例に学ぶ。
このケースに教えられることがたくさんありそうです。

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その後

 先日の「クラス運営」研修に向かうという記事の後日談です。
アンケートで反応良かったのは、クラス運営の原理ではなくて
個別の事例をはさんだ個への支援のしかたでした。
現場はまだ、個への対処が焦点で、そのこと自体を創造する
状況にもないのでしょうか?
いただいた923さんのコメントを思い出しました。

そのあと、別の所でやったプラン作りの研修の課題を添削し
ろと回ってきました。眺めてみて愕然としました。
・みんなと同じことをするという目標で
・手立てもみんなと同じしかなくて
・個別の配慮はしなくて
・行動の分析はなく、行動問題の消去はしたくて
というようなプランばかりで倒れそうでした。

保育の持つ力を知っているだけに、一方でこのプランに流れる
思考に(病癖みたいなもの)絶望さえ感じました。

けれども、クラス運営の研修の終わりに
「もっとクラス運営について学ぶにはどうしたら?」というお尋ね
をいただいたことも思い出しました。

私は「それはセンセイが創造していく分野ですね。」とお答えし
たのです。

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春立つ日に思ったこと-放課後の地平-

 豆まきが終わって暦の上では春が来ました。
私、最近はここから春と思っています。
まだまだ冬枯れですが、この月の中で芽吹きが胎動してくる
ような様子がみえるからです。

 この春で5年程やってきた障害児の放課後児童クラブを終え
ることになっていろいろなことを思っています。
学童にとっては最後の春です。

昨今では制度改正で放課後児童デイサービスがたくさん事業
化されてきました。
それ以前の学童の入口をバタバタしてきた身から思うのは、
資源が増えてきたことはよかったと思います。

 学童は本当に難しいのです。
・OnOFFをどう使いわけていくか。使い分けるこどもたちと
どう接するか。

 放課後は自由な時間です。学校で頑張ってきたこどもたちに
どうしたら弛緩していて豊かな過ごし方を提供するかは模索で
です。どちらかというと枠にはまってもらうOnを仕立てる方が組
見立てはしやすいのかもしれません。
一方で、自由場面こそ過ごすことが難しいこどもたちの集まる
場です。ある程度はその日の方向性は必要です。
このあたりを本当に模索し続けて来ました。

・資源が厳しい中での発達支援の模索
 学童というものは配置的にも環境的にも資源は乏しいです。
資源が厳しいと特性に沿った支援が本当にやりにくい。
人材養成が必要です。障害の理解に時間がかかる。
環境による支援がしがたい。大勢でひとつの空間で過ごすの
は容易ではないし、丁寧にケアする配置も難しい。

・見守り的支援を乗り越える。放課後の発達支援って何?
 私はこの「見守り的支援」といういいまわしが大嫌いです。
ただ見てるだけの別の言い回しだと思っています。
こどもはその存在の中にかわりゆくものという特性が備わって
います。そのことの保障することなしに生活はなりたたないはず。
でも、Onの部分ではない。生活の中で、自由な中で何を保障し
ていくかは常に検討が必要でした。

時間を過ごす中でみえてきた姿は
①放課後の中でも集団や関係はできていく。
②生活を選び取る力はついていく。
③あわせて自己コントロールはみについていく。
ここでもやはり生まれてきたのは、おじさんおばさんスタッフ達
との豊かな関係性とみんなと暮らしでした。

雨後の筍のように乱立する放課後デイサービス。
まだ中身の議論には至っていないようです。
実はこのフィールドこそ発達支援の中ではとても難しい分野
だとこれまでの経験の中で私は感じています。
私たちはこのフィールドから引きますが、やがて放課後支援
のプロフェッショナルが生まれてほしいと願っています。
経験があるだけでなく、手立てや方向性を発達科学的に創
造し語れるヒトが。

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よわむし

 豆まきの日。
鬼が怖くて泣いてしまった12歳と17歳。
わからないヒトたちではありません。

ふたりは早くから入所していて、我々の目標は彼らに安心と
安全をとにかくとにかく与えることでした。
愛着を育てるということです。
そのことはある程度できているのだろうなと思っています。

けれども、しっかりしている二人のオニ怖い。
ここだなあと思いました。
古来、人が恐れた鬼という奴は「不安」そのもののことだとも
感じます。
確かに恐ろしい。

この二人の姿にいろいろなことを思います。
臨界期なんてことも感じましたし、17歳の個のまわりにみえる
思春期の危機の顕在化も思います。

みんな「もう弱虫で…」なんて言ってましたが、そんなことは言え
ませんでした。
泣きじゃくる12歳と静かに豆を食べました。
「怖くないよ。」ではなく「怖いんだね。」と声をかけました。

次の朝、「泣いちゃったっけ。」と言ってきた彼。
わたし、弱虫大好きなのです。
ねえ。

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