« よわむし | トップページ | その後 »

春立つ日に思ったこと-放課後の地平-

 豆まきが終わって暦の上では春が来ました。
私、最近はここから春と思っています。
まだまだ冬枯れですが、この月の中で芽吹きが胎動してくる
ような様子がみえるからです。

 この春で5年程やってきた障害児の放課後児童クラブを終え
ることになっていろいろなことを思っています。
学童にとっては最後の春です。

昨今では制度改正で放課後児童デイサービスがたくさん事業
化されてきました。
それ以前の学童の入口をバタバタしてきた身から思うのは、
資源が増えてきたことはよかったと思います。

 学童は本当に難しいのです。
・OnOFFをどう使いわけていくか。使い分けるこどもたちと
どう接するか。

 放課後は自由な時間です。学校で頑張ってきたこどもたちに
どうしたら弛緩していて豊かな過ごし方を提供するかは模索で
です。どちらかというと枠にはまってもらうOnを仕立てる方が組
見立てはしやすいのかもしれません。
一方で、自由場面こそ過ごすことが難しいこどもたちの集まる
場です。ある程度はその日の方向性は必要です。
このあたりを本当に模索し続けて来ました。

・資源が厳しい中での発達支援の模索
 学童というものは配置的にも環境的にも資源は乏しいです。
資源が厳しいと特性に沿った支援が本当にやりにくい。
人材養成が必要です。障害の理解に時間がかかる。
環境による支援がしがたい。大勢でひとつの空間で過ごすの
は容易ではないし、丁寧にケアする配置も難しい。

・見守り的支援を乗り越える。放課後の発達支援って何?
 私はこの「見守り的支援」といういいまわしが大嫌いです。
ただ見てるだけの別の言い回しだと思っています。
こどもはその存在の中にかわりゆくものという特性が備わって
います。そのことの保障することなしに生活はなりたたないはず。
でも、Onの部分ではない。生活の中で、自由な中で何を保障し
ていくかは常に検討が必要でした。

時間を過ごす中でみえてきた姿は
①放課後の中でも集団や関係はできていく。
②生活を選び取る力はついていく。
③あわせて自己コントロールはみについていく。
ここでもやはり生まれてきたのは、おじさんおばさんスタッフ達
との豊かな関係性とみんなと暮らしでした。

雨後の筍のように乱立する放課後デイサービス。
まだ中身の議論には至っていないようです。
実はこのフィールドこそ発達支援の中ではとても難しい分野
だとこれまでの経験の中で私は感じています。
私たちはこのフィールドから引きますが、やがて放課後支援
のプロフェッショナルが生まれてほしいと願っています。
経験があるだけでなく、手立てや方向性を発達科学的に創
造し語れるヒトが。

ランキングに参加しています。よかったらクリックを

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へにほんブログ村 教育ブログ 教育者(幼児教育)へ

|

« よわむし | トップページ | その後 »

学齢期の支援」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1218808/54869040

この記事へのトラックバック一覧です: 春立つ日に思ったこと-放課後の地平-:

« よわむし | トップページ | その後 »