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「通級指導教室の現状」で考えたこと

 前回の記事からの続きです。
単純に発達障害に起因する課題を支援することだけが通級
指導教室の役割ではなくなってきているとすると、そこで行わ
れるべき支援とは何だろう?ということになってきます。

ソーシャルスキルトレーニングや学習支援は比較的落ち着い
た自己があり、自己の課題についての意識があり、かえたい
願いがあってはじめて成立するものです。
そんな状況にないこどもたちにどう向き合うべきかを考えて
います。

ヒントになりそうだなと思ったのは、施設同士の研究集会で
学んだ「振り返り」の大切さということです。
衝動的で記憶もあいまい、感情も乱れがちが彼らと向き合っ

・何かあった時の事実を確認し
・感情を共有し
・どうすればよかったかと一緒に考えて
「自己」で行われるべきプロセスを「一緒に」やっていくことの
大切さを学びました。(確か記事にしました。)

もうちょっと言葉をかえると、「教える」とか「指導する」
「支援する」以前のプロセスを大事にしていくことなのかも
しれません。
共感やラポートという言葉で表現される、「教える」「指導」
「支援」の前に形成すべき関係を目的にしていくことになる
かもしれません。

手段を目的をすることになるのかもしれませんが、最近
思うのはスモールステップってそういうことまで含むのかも
しれないと考えています。

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学齢期の支援」カテゴリの記事

コメント

本来、明らかに関係作りを前提とするケースの場合は、通級指導教室よりも特別支援学級での学習が適当であると私は考えますが、おっしゃるとおり実際は保護者の希望等により、通級指導教室を利用するケースも多いですよね。そこで、必要になるのは通級担当と在籍する学級担任との連携になるのだろうと思います。学級担任が一人で対応する場合に「教える」役割と「支える」役割の両方が必要になると思われるからです(もちろん、簡単なことではないですが…)。仮に自己を見つめる力があったとしても、通級指導教室で学んだSSTの知識のみでは実際の学級での行動がコントロールされないことも多いわけで、この場合もやはり学級担任の力が必要になるわけです。この辺の問題について地域の通常学級担任を巻き込んで特別支援教育を進めることに一生懸命取り組んでいらっしゃる先生もいます。頭が下がります。

ご指摘のように、「指導」や「支援」以前に形成するべき関係作りも、子どもとのかかわりのプロセスである以上、当然関わる側のスモールステップに組み込まれるのでしょうね。

子どもを観る眼から制度上の課題など、いつも有意義な記事と問題の提起ありがとうございます。

投稿: | 2015年1月15日 (木) 08時17分

 ありがとうございます。
教えられないことや教える以前の事柄もあるということを思います。
そしてそのことが関係性の課題にアプローチする上ではかなり大事な部分を占めている。

通級「指導」すると思うと限界あるけれど、とりだして関わるとなるとやれることもあるように感じています。

投稿: けやき堂 | 2015年1月17日 (土) 07時48分

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