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2015年2月

10年たって今

 10年目の幼児期の事例検討会の今年度分を終えました。
前回の記事「障害者差別解消法〜」の内容を参加のみなさん
と共有しました。
なかなか厳しい内容、解釈なのかもしれませんが、そこでは
そう驚きもなく理解して「いただいた気がします。

10年前そんなこどもたちが居てどう理解しようからはじまり、
居るのは当然で支援についての模索をし、ユニバーサルデザ
インやインクルーシブを語るようになると「合理的配慮がなけれ
ば差別」はこの学びの場ではそう珍しい話ではなくなっています。

一方、今年度は「行事に参加できないから、園で支援のため
の人員が割けないから幼保園から療育にこどもたちが流れ
戻されている。」というトンデモ話をきいて頭にきています。
ひとりで反対キャンペーンやっています。

これ新年度もやります。
「合理的配慮がなければ差別」の時代に、居るはずの個を
居ないことされるのは許せないのです。

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障害者差別解消法と園、学校での支援

日本では国連の障害者の権利条約批准のために、さまざま
な法律の改正と制度の改正に取り組んでいます。
2013年障害者差別解消法が成立しました。

 障害とは何か?―社会モデルということ―

 障害はこれまでその人がもっている性質(目が見えない、あ
るけない等)だけから生じるものだと考えられてきましたが、そ
うではなく、そうした個人の性質のために社会に参加できない
こと、うまく参加できないように作られた社会のしくみ=社会的
 

障壁が原因だと考えられてきました。

 障害者差別解消法とは
 26の条文と附則からできており、①障害を理由に差別的取
り扱いや権利侵害をしてはいけない②社会的障壁を取り除くた
めに合理的な配慮をすること③国は差別や権利侵害を防止
するための啓発や知識をひろめるための取り組みを行なわ
なければならないこと
を定めています

 そして、この法律が禁止する差別は①不当な差別的取扱
い②合理的配慮を行わないこと 
です。
 

 

合理的配慮とは…

 

 平等な機会を確保するために障害の状態や性別、年齢などを考慮した変更や調整、サービスを提供すること。

 

・時間や順番、ルール等を変えること

 

・設備や施設などの形を変えること

 

・補助器具やサービスを提供すること

 

 ということは?園、学校での支援での支援のありかたは?
①発達障害のこどもの特性にあわせた合理的配慮が行わ
れない場合は差別になる。
②合理的配慮なしに参加を求めることは差別になる。
③それ以前に障害や特性があることを理由に参加(入園)さ
せないことは差別になる。

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あの個の姿に必要なことをみる

 最近、このブログにちょくちょく登場する愛着障害のこどもの
あらわれをみていると逆説的に子育てにとって大事なことを
思います。
①不安、確認の多さ
②表面的な関係を結びがち
③自我が弱く、周囲に流されがち
④パターンに依存しがち

主体性を奪われ、存在を肯定されないこどもが生きていくため
には仕方がない現実適応であることは間違いありません。
チーム支援ではいろいろなお品書きが必要なのだろうなと考え
ています。
すなわち、硬軟取り揃えていくことです。
現状を肯定し、受容し許容していくこととともにあるべき姿に導く
こと。
時には現実原則にあわせた行動の調整を求めることもあります。
あまりに行動がまとまらない時にはクールダウンやタイムアウト
をすることもあります。
この個の状況と経緯に支援者は揺れがちになりますが、チーム
は役割を確認し、状況と経緯をみつめて、あるべき姿をとらえて
支援をしていきます。
泣くのは仕方がないけれど、泣いてすべてが動いていくのは
ちょっと違うね。というようなことです。
一方で、尊重していく。
どうする?と選択させていく。
できたことは褒めていく。
ちょっとだけ方向性が確認できてきています。

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一方で

 前回の記事を受けてです。
一方で、自閉症スペクトラムの状態像もちょっとかわってきて
いる印象もあります。

最近は初期発達における自閉性がどんどんフォローしていく
タイプが少なくありません。
あの時の、あの子はどこへ行った?というタイプももちろんい
ます。わずかに見える特性にその残遺をみる。
生育歴をきいて当時は…と思えるヒト。

前に記事と重ね合わせると難しいです。

一方、知的な様子や全体像はかなりしっかりしているのに強
い特性を示すタイプもいますね。
一部の特性の強さが生活のしにくさになりがちで苦労している
ようです。

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あるタイプの経過

 心理さんとちょっとお話。
自閉性が強いといわれていたこどもがかわってきた。
どちらかというとそのことは軽減されて、愛着の課題が大きい
という現状を共有したのです。
これは小さい子なのですが、中学生の経過にも似たようなこと
がありました。

どうも小さい頃は自閉性や発達障害の特性が顕著だったよう
ですが、今、診断すると何ですか?とドクターにきいたところ
「愛着障害ですね。」

そういえば愛着障害の抑制型はあらわれが自閉に近いと
聞いたことがあります。

これはひょっとしたら押さえておくべき経過なのかもしれません。
ただ、鑑別は難しいと思います。
早期発見時にはそれなりに自閉なのでしょうし、その時の
様子をみて現状について理解している訳ではありませんから。

今、書きながら思ったのは「状況に依存していきがち、環境
に依存してありようがあり、能動性が弱くなる。」という点は
両者ともに似通っているなということ。

心理さんとは愛着をめぐって格闘しているちびさんのあらわれを
成長として確認したのです。

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警戒警報

 こどものあらわれを見ていて、「虐待を受けたこどものあら
われはずっと警戒警報が鳴っているようなものだ。」という言
い回しを思い出しました。

不安でずっと、起こった変化や刺激の探索をしている。
ずっと何かを言っている。
繰り返しの確認をしている。

前にも書きましたが私はあっさり付き合うことにしています。
というのも、別で「大丈夫だよ。」はやっているからです。
私は警報に左右されず、事実と求める方向に向かって向き合
います。
泣いても騒いでも求める方向にしか反応しないことにしていま
す。だいぶクールにうつると思います。
巻き込まれていくだろう、他のスタッフを支えるためにも反応性
に反応しないで、こどもに求める感情と行動の方向にのみ向く
ことにしました。
チーム支援というやつです。

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訪れた平穏

 進路が決まりつつあります。
愛着に課題があり、課題山積みのあの個の進路も決まりま
した。
そして、穏やかさが訪れています。

最近は自己理解が進んでいます。
うまくやれない自分を知っています。
そして、願いもあります。

一緒に住みたいけど住めない家族。
うまくやれない家族との関係についても悲しいかな気づく機会
がありました。
両面感情、両価性を乗り越えたようです。

「ほっとしたかい?」
「うん。」

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