支援の手がかり

ちょっとの違いはおおきな違い

 9月から書いてなかったんですね、すいません。
怠けてただけです。

 先週、あるまちの幼児期のコーディネーター向け講座でのこ
とです。プランつくりの実習でした。
継時的処理が難しいこどものプランをたてるのです。
手順表をつかって朝のしたくをしようということになりました。
手だてですね。
この支援の目標が「朝の手順をおぼえる」だったのです。
どう思います?
けっこう立てがちな目標かもしれませんねえ。

でも、これだめですよねえ。
だって、覚えられないから手順表をやっているのですから。
覚えられない、保持できない、処理できないは中心的な課題
で特性です。ここで覚えるが目標になってしまったら、行動問
題への対処と同じような文脈になってしまう。
覚えるのではなく、手順表をつかって朝のしたくをするという行
動を獲得しようというのを目標にしたい。
そして、覚えたか覚えないかは外から確認できないし評価も
できない。朝のしたくをしたかしないかできたかできないかは
確認できる。

行動目標をたてるってこういうことなのね。
改めて確認です。

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早期発見 あの時の話

 親の会でのこと。
みんな小中学生の親御さんでしたが、今どきの早期発見につ
いて話題になりました。
発達指標の話になったのですが、どのお母さんも授乳がすごく
しにくかったということをお話してくれました。
みんなでハッとしました。
抱え込むようにしないとお乳を飲んでくれなかったそうなのです。

お母さんたちにしては今、思えばですが、ヒントになりますね。
ありがとう。

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やってみるもんです。

 球技大会をやってみました。
重度さんも発達障害も愛着に課題をもつこどもも混成のキック
ベースです。
まあ、地獄の組み合わせですね。

大人は面白がっています。
どうにかしちゃおうと思っています。
私は「勝った方に賞だすよ。」とたきつけてみました。

めちゃくちゃです。
できる、わかるヒトたちはだいぶ引きうけなければなりません。
役割が変わる、順番に、状況をみて動くなんてことできないヒト
ばかりです。
途中でどっかにいっちゃっているヒト数名。
一方、案外当てるのうまい重度さん。
ヒートアップしているヒトの半面、闘争心等なくておっとり参加
多数。チームの差もあります。
大きく、得点差!

案の上、もめはじました。
重度さんが援助されているのに切れたヒト1名。
外に出ました。
大人が励ましていますがどうなることやら…
しばし、時間がたって少し落ち着いています。
原因になった重度さんが泣いているその個の姿だけみて、
かわいそうにとなでなで。結果和解しています。

賞に反応して一番むきになっていた年長児。
発達障害児です。
なんと空気を呼んで、エラー数度。
負けてる方も大人がちょっと入ったりで追いかけ始めて
3点差まで追い上げてゲームセット。
なんだかハッピーエンドで終わりました。

なお、よかったのは、このハッピーエンドを迎えたのは
年長児の調整であることをみんなが知っていて、勝った方も
負けた方もそのことをはっきり口に出してよかった、よかった
と言っているのです。

私は喜んで帰り道に賞品買いました。
やってみるもんです。

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発達障害と身体

 ある個の後ろをあるいていきました。
中学生、ASD、機能は高いです。痩せ型です。
とっても左肩が下がっています。身体の歪みがなかなか。
作業の様子をみていると、左のエプロンの肩紐落ちています。

別の個。
年齢はもう2つばかり上ですが、このヒトも似たような身体。

この子たち、ここにアプローチしたらどうなるんだろう?
発達障害のこどもたちの姿勢や緊張の様子について動作法
領域では知られています。
まあ、そうでなくても特性が一定の脳機能の一群を表現すると
すれば連動する身体の機能が一様、類似してくるのは予想で
きます。

別の話です。
ある個が言語化している身体感覚が我々のそれとちょっと
違っているようで議論になりました。
知的な課題や言語表現力もありますが、感じる身体、処理す
る脳機能が我々とちょっと違うことは知られていますから、そ
んな点はあるだろうなと思います。
ただ、あんまり違うと文化的衝突が起こって彼らは暮らしにくい
はず。

どうしても認知にアプローチすることが支援の中心になりがち
ですが、心身には相関があり我々のありようはかなり身体や
感覚に基盤があることを思うとそこへのまなざしも欠くことが
できないと思いました。

冒頭の話…
「せんせいも左が下がっているよ。」とご本人から指摘。
おじさんの心と身体もひん曲がっています。
これもなかなか極端な特性であります。

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「発達」は希望を見出すまなざし。

 いただいたコメントを受けて思ったことです。

障害=行動問題と捉える思潮があります。
できないことの羅列で育ちを考える傾向もあります。
行動問題の克服が支援ととらえるまなざしも残念ながら蔓延
っています。
(行動療法のいう行動は行動形成のはずです)

そんな中で発達を知ること、発達の構造や段階を知って支援
をしていくことは、問題ではなく前に進みゆくこどもたちの可能
性、ストレングスを探そうという視点です。

明るい方に向かうべき。
光のあたる方に向かうべき。

これは確かなのだと思うのです。
行動への対処におわれるのは確かです。
その消去や変容だけをターゲットにしても堂々巡りです。
個の存在がかわれば行動問題はかわっていきます。
逆を言うと行動問題を産まない、関係と理解を提供したいと
思っています。

5月期、行動問題でゆれるこどもたちの前で。

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反抗期がどうなったか。

 前の記事から3週間ぐらい。
反抗期の二人の姿です。

1歳半の節目のヒト。
ボクガ!ボクガ!でしたがちょっとお話をきけるようになって
きました。
行動を調整してもただひっくり返るだけじゃなくて「ゴメンネ」
なってしちゃってます。
日本語が通じるようになっていくステップを実感しています。
さかんにお使いをしてもらってますが、精度はいまいち。
確実にミイラ取りがミイラになっています。
帰ってこないお使い(笑)

もうひとりの大きい反抗期はトゲトゲした感じが薄れて、よく
話をしています。
まあ、甘えてもきます。
よく考えりゃ中学生なんて「毛が生えてきたこども」ですから。

反抗期は反抗するので困惑しますが、こんな感じで変容は
早いので興味深いですね。

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反抗期

 反抗期…発達段階の上で、自我が強くなり自己主張や選択
性が強まり自己決定への道のりが深化していく、いくつかの
ステップのことです。

今、ちょうど2人の重度さんが違う2つのステップの反抗期を
迎えて大変やら嬉しいやら。

ひとり2年生は1歳6か月の節目を迎えて、自分でやりたい!
ボクガ!をやっています。
かたいかたい自己主張と意欲で、主張はするがほとんどおり
ありはつきません。まだまだ日本語そう通じないので。
ただすぐに気分はかわるのでこっちもパッと切り口変えられれ
ばこんなに面白いヒトはいないのです。
嬉しいのです。生活の主人公。

もうひとりは中学生。
とにかく不安が強かったあいつが威張るのです。
生意気な口を利くのです。
そのことは嬉しくてたまらんのです。
もっともっと反抗して!なんて思うのです。
先日は「遠足どうだった?」と聞いたら「別に!」

こどもがいうこと聞かなくて嬉しいなんてだいぶ枯れてきました。

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障害者差別解消法と園、学校での支援

日本では国連の障害者の権利条約批准のために、さまざま
な法律の改正と制度の改正に取り組んでいます。
2013年障害者差別解消法が成立しました。

 障害とは何か?―社会モデルということ―

 障害はこれまでその人がもっている性質(目が見えない、あ
るけない等)だけから生じるものだと考えられてきましたが、そ
うではなく、そうした個人の性質のために社会に参加できない
こと、うまく参加できないように作られた社会のしくみ=社会的
 

障壁が原因だと考えられてきました。

 障害者差別解消法とは
 26の条文と附則からできており、①障害を理由に差別的取
り扱いや権利侵害をしてはいけない②社会的障壁を取り除くた
めに合理的な配慮をすること③国は差別や権利侵害を防止
するための啓発や知識をひろめるための取り組みを行なわ
なければならないこと
を定めています

 そして、この法律が禁止する差別は①不当な差別的取扱
い②合理的配慮を行わないこと 
です。
 

 

合理的配慮とは…

 

 平等な機会を確保するために障害の状態や性別、年齢などを考慮した変更や調整、サービスを提供すること。

 

・時間や順番、ルール等を変えること

 

・設備や施設などの形を変えること

 

・補助器具やサービスを提供すること

 

 ということは?園、学校での支援での支援のありかたは?
①発達障害のこどもの特性にあわせた合理的配慮が行わ
れない場合は差別になる。
②合理的配慮なしに参加を求めることは差別になる。
③それ以前に障害や特性があることを理由に参加(入園)さ
せないことは差別になる。

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あの個の姿に必要なことをみる

 最近、このブログにちょくちょく登場する愛着障害のこどもの
あらわれをみていると逆説的に子育てにとって大事なことを
思います。
①不安、確認の多さ
②表面的な関係を結びがち
③自我が弱く、周囲に流されがち
④パターンに依存しがち

主体性を奪われ、存在を肯定されないこどもが生きていくため
には仕方がない現実適応であることは間違いありません。
チーム支援ではいろいろなお品書きが必要なのだろうなと考え
ています。
すなわち、硬軟取り揃えていくことです。
現状を肯定し、受容し許容していくこととともにあるべき姿に導く
こと。
時には現実原則にあわせた行動の調整を求めることもあります。
あまりに行動がまとまらない時にはクールダウンやタイムアウト
をすることもあります。
この個の状況と経緯に支援者は揺れがちになりますが、チーム
は役割を確認し、状況と経緯をみつめて、あるべき姿をとらえて
支援をしていきます。
泣くのは仕方がないけれど、泣いてすべてが動いていくのは
ちょっと違うね。というようなことです。
一方で、尊重していく。
どうする?と選択させていく。
できたことは褒めていく。
ちょっとだけ方向性が確認できてきています。

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一方で

 前回の記事を受けてです。
一方で、自閉症スペクトラムの状態像もちょっとかわってきて
いる印象もあります。

最近は初期発達における自閉性がどんどんフォローしていく
タイプが少なくありません。
あの時の、あの子はどこへ行った?というタイプももちろんい
ます。わずかに見える特性にその残遺をみる。
生育歴をきいて当時は…と思えるヒト。

前に記事と重ね合わせると難しいです。

一方、知的な様子や全体像はかなりしっかりしているのに強
い特性を示すタイプもいますね。
一部の特性の強さが生活のしにくさになりがちで苦労している
ようです。

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